ライブドア最高裁判決(機関投資家関係)オリンパス株主被害弁護団のコメント

2012年3月13日
オリンパス株主被害弁護団
団長弁護士 米川長平

 

1,本日(3月13日午後3時),最高裁判所第3小法廷は,ライブドア(現LDH)が上告していた虚偽記載の有価証券報告書事件について,ライブドア上告のうち,ごくわずかの不服を認めたほかライブドアの主張を排斥し,ライブドアの上告をほとんど棄却する判決を下しました。

 

2,この事件の判決は,金融商品取引法21条の2についての最高裁判所の初めての判断であり,同法が「一般不法行為の規定の特則」としたこと,「相当因果関係にある損害の全てについて賠償を受けることができる」ことを明確に認めたことなどの判断をしています。この判断は,同法の正しい法律解釈であり是認されるものであります。

 

3,この最高裁判所の判断によれば,オリンパスによる有価証券の虚偽記載による株主は,生じた損害についての相当因果関係がある損害を不法行為(金融商品取引法)に基づいて賠償請求できることになります。このような判断は,オリンパス株主が提起を予定する訴訟において,損害賠償が認められる方向を示したことになるので,歓迎すべきものであります。

 

4,我々弁護団は、まもなくオリンパスを被告とした訴訟を提起します。この訴訟は,虚偽有価証券報告書(粉飾決算)による不当な株価形成について、不法行為(金融商品取引法)に基づく損害賠償であり、このような損害は回復されるべきであります。このようなオリンパスに対する訴訟を最高裁判所の判決が容認するものであることが明らかになりました。

我々弁護団は、このような本件訴訟に勝訴するために,あらゆる努力を致します。

以上

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